パターンオブジェクトを扱う前に

こんにちは。小西です。
まもなく6月…というのに、もう夏かな?!と思うくらいの暑さに
お昼はみんなグッタリしている今日この頃です。
これから梅雨の時期なので、湿気に負けない様にがんばりましょう〜。
さて、今日は最近オペレーターの人たちに尋ねられて話していたイラストレーターのパターンについて書こうと思います。
久しぶりの(?)デザインネタになりそうです。笑
【パターン位置をコントロールせよ】
今回の内容のきっかけは
「入稿データを移動させて丁付しようとしたら、絵柄(パターン)がずれるんだけど…助けて!」
という出力オペレーターからの相談でした。
これは、入稿データでもPCの問題でもなくイラストレーター上での設定の問題です。
[変形]ウィンドウの右上をクリックし、パネルメニューを開きます。
すると、
[オブジェクトのみ変形]
[パターンのみ変形]
[オブジェクトとパターンを変形] があります。
①オブジェクト内のパターン位置をずらさずに、オブジェクトを移動させたい
[オブジェクトとパターンを変形]にチェックが入っていれば、
オブジェクトを移動させたとしてもパターンの位置はずれずに動かすことができます。
②オブジェクトだけを移動させたい
[オブジェクトのみ変形]にチェックが入っている場合、
オブジェクトを移動させてもパターンはその位置から動きません。
(つまり、オブジェクト内のパターンはずれてしまうことになります・・・)

【パターンの拡大と縮小を自由自在に】

パターンオブジェクトの拡大・縮小も同様です。
[オブジェクト] > [変形] > [拡大・縮小] を選択すると拡大・縮小パネルが表示されます。
この際、チェックの設定によって下記のように変形されます。
・[オブジェクトのみ変形]&[パターンのみ変形]にチェックが入っている場合
→ パターンのサイズ比率もそのまま拡大・縮小されます
・[オブジェクトのみ変形]にだけチェック
→ パターンサイズはそのままオブジェクトを拡大・縮小されます
・[パターンのみ変形]にだけチェック
→ オブジェクトはそのままパターンサイズのみ拡大・縮小されます
【回転をうまく使えば、斜線も簡単】

おまけで、パターンの回転についても少々。
[オブジェクト] > [変形] > [回転] を選択すると回転パネルが表示されます。
例えば上図のように縦線パターンを斜線パターンにしたい場合。
[パターンの変形]のみにチェックをし、角度を設定すればオブジェクト内のパターンだけ回転します(角度がつきます)。
いかがでしたか?
設定を変えるだけで、かなり表現が楽になりそうですよね。
「知らない間に、パターンがずれてしまっていた…!(T_T)」なんてことにならないように、必ず移動やサイズ変更の前には設定を確認して
あとからも必ずカンプチェックするようにしましょう。
また、今回のような誰かからの質問を受けて調べたことは自分の新しい知識にもなるのでわからないまま放っておかずできるだけ早く対応してみることが大切だな〜〜と感じました。それではまた ^o^