かぶせつなぎ加工とは?
「かぶせつなぎ加工」は、大判パネルを作成する際に使用される技術で、規格のサイズを超えた等身大パネルを制作可能にします。例えば、1800㎜×900㎜の3×6(サブロク)板や、2400㎜×1200㎜の4×8(シハチ)板が一般的なサイズで使われますが、これらを超えるサイズのパネルを作るには、複数枚のパネルをつなぐ必要があります。 この際、パネル端の印刷紙を20㎜程度伸ばし重ねて両面テープで接着することで、接続部分を目立たせず、1枚の大判パネルとして見せることが可能になります。この方法はキャラクターやタレントを使用したデザインの等身大パネルにも最適で、分割線を目立たせたくない場合に特に活躍します。
手順とポイント
ステップ1:下準備
使用するパネルを揃え、カットする際には絵柄のズレを最小限に抑えるよう注意します。
ステップ2:接着
印刷紙をスチレンボードに貼り合わせるときに20㎜のオーバーラップ部分を作り、両面テープを使用して丁寧に貼り合わせます。接着前にしっかり位置を調整することで仕上がりが向上します。
ステップ3:仕上げ
接着後、接続部分を確認して圧着し、全体のバランスを整えます。
メリットと注意点
この方法では、パネル全体が一体化して見えるため、デザイン性を損なわず印刷の美しさを引き立てます。ただし、絵柄のオーバーラップ部分で多少のズレが発生する可能性があるため、細かい模様や文字を避けるのが無難です。
活用事例
実際にこの技術を用いて制作された1800㎜×1800㎜のフォトスポット用バックボードでは、接続部分がまったく目立たず、見栄え良く設置されました。イベント会場や商業施設での活用例も多数あります。
等身大パネルや大判パネルの製作をお考えの方は、ぜひお問い合わせください。適切な印刷技術と加工方法で、理想の仕上がりを実現します!