イラレでmmの数値が指定からずれる時の解決策/印刷や加工で役立つ話

イラレでオブジェクトを作成するとき、
「数値を直接入力したのに、謎の小数点以下が表示されてズレる」
といった経験ありませんか?例えばこんな感じです。
W120×H100といれたはずなのに……微妙にずれてしまっていますね。

解決策は「プレビュー境界を使用」のチェックをはずす

「環境設定 > 一般 > プレビュー境界を使用」

「プレビュー境界を使用」のチェックをはずすと、謎の小数点以下が出ることなく、指定した数値でオブジェクトを作成することができます。

「プレビュー境界を使用する」ってどういう意味?

「プレビュー境界を使用」するとはどういうことかというと、「プレビュー(目で見えているイメージの通り)の境界を、(数値として)使用」しているという意味です。
例えばオブジェクトに「線」などの効果がついていると、見た目通り、そのフチの一番外側を含めた数値が表示されます。


謎の小数点以下「0.353mm」は線の真ん中から外側までのサイズということ
そのため、線の位置を「内側」に設定すれば「プレビュー境界を使用」にチェックが入っていても、指定した数値で表示されます。

他にも、「分割・拡張」で「線」の情報を破棄して、ひとつのオブジェクトにしてしまうのも良いかと思います。

理由がわかるとスッキリしますね!

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