進行:まずは曇なき眼で店舗視察からはじめました
「全国500店舗一斉展開が難しい」理由の解像度をあげるため店舗視察とご担当者様へのヒアリングから着手しました。曰く、展開するスペースが狭い、狭小エリアをなんとかしている、この狭いスペースをなんとか活用している、と難しい理由は、どうやら展示エリアが「狭小スペース」いうところがネックだとわかって来ました。
大型店には確保できる広い展示スペースでなら展示可能で見栄えのよい展示ディスプレイも、店舗サイズの違う店舗全てに完備できるわけもなく、かといって狭小スペースにフィットする展示ディスプレイは大型店には少々物足りないという多店舗展開ならではの問題が、販促の現場のペインポイントになっていたのでした。
我々がたどり着いた改善策は、狭小スペースでも幅広スペースでも「展示スペースに影響されない展示ディスプレイツールの開発」でした。
本件、当社は担当営業、プランナー、デザイナー、および技術2名の5名体制で担当させていただきました。
お打ち合わせは、主にスケジュール管理、企業様向けレクチャー(ログイン方法〜操作方法、企業ブースの装飾方法など)、就活生様向けレクチャー用資料などメタバースの基本操作に加え、合同説明会用にカスタマイズした運用方法のコンサルティングなど密に連携を取らせていただき、進行させていただきました。
成果:各店舗の展示面積に対応する「L字型スタンディ」が誕生
お立ち台型、ボックス型、バックボード型など試行錯誤、実際に実寸と同サイズのホワイトダミーを製造し、組み立て展示を繰り返した結果、組み立ての簡易さと狭小エリアの展示に適応力が高かったL字型スタンディを採用しました。もちろん、配送サイズなど最小限に抑える工夫は随所にほどこさせて頂きました。
これにより、店舗サイズに偏らない全店一斉展示が可能となりました。
発見:また自転車のカゴ中も販促スペースとして活用
スタンディは完成、横に新車を展示となると、手前味噌で恐縮ですがさすが試行錯誤の末完成したL字型スタンディ、きっちり新車の魅力をつたえつつつも、見栄えが良い。ふとほかはどうかと店内も見回してみると…気がついてしまったのです。自転車のカゴって空(カラ)ですね、と。同社の車種にはカゴにこだわりがあり、レジカゴがすっぽり収まる大容量。 そんなアピールポイントがカラのままは見過ごせませず、カゴ内販促ツールを追加で提案、商品の魅力発信のため販促ツール掲示エリアの開発にも尽力させて頂きました。
商品開発につきもの心配と不安解消には、実寸ダミーの試作が鍵
ファブレス企業など工場を持たない製造業のビジネスモデルも多い中、当社は製造工場の設備を駆使してダミーを作っています。それもかなりな回数を。販促ツールの展示場所にぴったりハマる、コストにきっちり収まる、組み立て説明書とおりに組み立てられる、これはどれも、ダミーを製造し心配ごとを消していく当社のものづくりの工程があってこそと考えています。
もちろんダミーを作るにも資材代や人件費がかかりますが、ファブレスで発生するコストよりもかなりおさえたコストを目指しています。今、新販促ツール開発をご担当されていて、少しでも不安があったり、消えない心配がある販促ツールご担当者様、ぜひお声がけください。心配がひとつでも解消できるよう経験豊富なフタッフが伴走させていただきます。まずはお気軽にご連絡ください。